著者:中丸弘子、グリーンバーグ治子 仕様:B5判並製184頁 ISBN:978-4-906873-82-1 発行日:2017/3/20 コウォジェイの絵から伝わる「生きる」メッセージ ポーランドの画家、舞台美術家であるマリアン・コウォジェイ。18歳でアウシュヴィッツ強制収容所に連行され、1945年までの5年間を強制収容所で過ごした彼は、終戦により開放され生還した。アウシュヴィッツでの記憶は長年封殺されていたが、70歳代のはじめに患った脳卒中のリハビリを機によみがえり、リハビリのため手にした鉛筆で、強制収容所での体験を描いた。このコウォジェイの絵と、ヴィクトル・フランクルの『夜と霧』を教材に、大学(健康教育論)の授業を展開。自分の命とからだを見直し、「生きる力とは何か」を学生たちと共に考えた記録集。