永遠の愛と新たな哲学思考誕生の物語
國際人、官僚そして哲学者でもある著者の永遠の愛と、波乱万丈の生涯を綴った自伝である。
上巻は家族の歴史と、アメリカ留学中に婚約者だった夫人との 間で交わされた130通の美しいラブレター集。
下巻はユネスコ職員としてパリとニューヨークで過した日々、 文化庁での新国立劇場の建設資金調達、 芸術文化振興基金の設立などの大仕事、UCLAでの学究生活、 昭和音楽大学でのアートマネジメント教育、ライフワークである永遠志向哲学の構築、 そして夫人との幸せに満ちた日々ととわの別れが語られる。
本書は悠光堂からの発刊に先立ち、朝日新聞自分史事業から私家版として出版されている。
自らの生涯を文章に書き留め、次代の人々の手に届けることで生きた証を残す、永遠志向哲学の結実の例示として、また自分史を通じて社会へ何を残すかをを示す先駆として、今後自分史・自伝を綴ろうとする方の参考にも手に取っていただきたい。