著者:山口 和士 仕様:A5判上製288頁 ISBN:978-4-906873-95-1 発行日:2017年10月31日 詩人校長が3年間の思いをこめた珠玉の詩集 若き日の著者は古今東西の詩人たちのさまざまな詩を読み、とりわけ大きな衝撃を受けた萩原朔太郎の故郷、群馬県内の公立高校の教師となる。 高校生たちと接する中で、著者は若き彼らの悩みや希望が家庭や社会によって揺れ動いていることを知り、勇気や自らを鍛える糧を与えるために自分にできることは、自らが多くを得た詩を書くことだと考える。そして、詩でメッセージを伝えつつ、悩みや質問に正面から向き合うことでこれまで5,000人以上の生徒を励まし続けてきた。 本書は、そんな著者が最後の勤務校である群馬県内のある公立高校で校長として過ごした3年間の心の軌跡を30篇あまりの詩にまとめた詩集である。中高生には、勇気を出せばいつでも可能性が広がっていることを忘れないでほしい、そして保護者や教師、地域社会の方々には、先入観を捨て、生徒たちの可能性を深く信じてほしいということをこの詩集から感じ取ってほしい。それが著者の願いである。