978-4-906873-87-6

『大鏡』作者の位置  (978-4-906873-87-6)

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著者:五十嵐正子
仕様:A5判上製240頁
ISBN:978-4-906873-87-6
発行日:2017年3月31日
『大鏡』の作者の立ち位置はどのようなものだったのか?
『大鏡』は、いわゆる「四鏡」の一つであり、平安時代後期に成立したとされる紀伝体の歴史物語である。
著者は、この『大鏡』を作者の非常に独特な視点・認識によって捉えられ築かれた構成空間であり、さらに作者の新しい創造的意志を含んだ叙述が見られる作品であると考えている。
本書は、著者が長年通読してきた『大鏡』について、新潟県の内地留学制度で新潟大学大学院教育学研究科に派遣された機会に、修士論文として長年書きためてきた論文を一冊にまとめたものである。構成としては、まず『大鏡』の構成空間と叙述から作者の視点・認識の特質を探り、そこから翻ってそのような認識の特質があらわれる基盤、つまり作者の立場・位置について言及し、最後に作品の「序」で世継が述べる目的と、その作品『大鏡』を創造した作者の目的との関わりについて述べるというかたちになっている。歴史物語を「読む側」からでなく「書く側」からとらえており、新たな歴史物語の見方を教えてくれる一冊。

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